花言葉で「守護」や「保護」を象徴する植物は、古くからお守りとして人々に愛され、大切な人の無事や安全を願うために贈られることも多いです。それぞれの植物には、強い意志や困難を乗り越える力が込められており、心身を守る役割を担っています。今回は、大切な人を守る力を持つとされる代表的な植物を紹介していきます。
ローズマリー
ローズマリーの花言葉は「思い出」「記憶」の他に「守護」や「魔除け」という意味もあります。中世ヨーロッパでは、家の玄関や入口にローズマリーを吊るすことで悪霊や災いを避けるお守りとして使われていました。
その強い香りは心を落ち着かせ、邪気を払う効果があると考えられています。特に、大切な人が不安な状況にいるときや新しい挑戦をする際に、ローズマリーを贈ることで「あなたを守ります」という想いを伝えることができます。また、集中力を高める効果もあるため、学業や仕事の場面でも心強い存在です。
ユーカリ
ユーカリは「保護」「再生」を象徴する植物です。その青々とした葉は力強く伸び、周囲の空気を浄化する役割も果たします。ユーカリの葉から放たれる爽やかな香りは、心を落ち着かせ、リフレッシュさせる効果があります。
また、風水ではユーカリは邪気を払う植物とされ、玄関やリビングに飾ることで家全体を守護する力があると信じられています。乾燥させても美しさを保つため、スワッグやリースとして長く楽しむことができます。
アイビー
アイビーは「永遠の愛」「結びつき」、そして「守護」の意味を持つ植物です。丈夫でどんどん伸びていくつるは、困難に負けず成長し続ける強さを象徴しています。また、家の外壁やフェンスに絡ませることで外部からの悪いエネルギーを遮り、家族を守ると考えられています。
さらに、アイビーは相手との絆を強める意味も込められているため、大切な人への贈り物にも最適です。家庭の安全と人との結びつきを守る存在として、日々の暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。
オリーブ
オリーブは「平和」や「知恵」、そして「守護」を象徴する植物です。古代ギリシャではオリーブの枝が平和の象徴とされ、戦いの後にはオリーブの枝を掲げて和解を示しました。
また、オリーブの木は非常に長寿で、厳しい環境でも生き続ける強さを持っています。このことから、家族の健康や無事を祈る象徴として庭木に植えられることもあります。オリーブオイルは健康を守る食品としても知られ、内外ともに守護の力があるとされています。
セージ
セージの花言葉は「家庭の安定」「知恵」「守護」です。特にホワイトセージは、ネイティブアメリカンの儀式で空間を浄化するために用いられてきました。ホワイトセージを焚くことで、空気中の悪いエネルギーを取り除き、清らかな空間を作ると考えられています。
自宅の入口やリビングでセージのスモークを使うことで、家族を悪い運気から守ることができると信じられています。また、瞑想やリラックスの時間に使うことで、心の安定を取り戻し、安心感を得られるでしょう。
スズラン
スズランは「幸福の再来」や「純粋さ」、そして「守護」を意味する花です。その小さな鈴のような白い花は、可憐な見た目とは裏腹に強い守護の力が込められています。ヨーロッパでは、5月1日にスズランを贈る習慣があり、贈られた人には幸運が訪れるとされています。
また、スズランは悪霊を遠ざけると信じられており、家の中に飾ることで災いから守られると言われています。香りも優しく、心地よい安心感をもたらしてくれる植物です。
花言葉 守護を意味する植物のまとめ
「守護」を象徴する植物には、ローズマリー、ユーカリ、アイビー、オリーブ、セージ、スズランなどがあります。それぞれが持つ強い生命力や浄化の力は、大切な人の安全や無事を願う心を形にしてくれる存在です。
贈り物としても、自分の生活空間に取り入れるものとしても、これらの植物を取り入れることで、安心感と守られている実感を得られるでしょう。家族や大切な人の無事を祈り、守護の力を日々の暮らしに取り入れてみてください。