花言葉には人の心の奥深くにある「欲」や「願望」を映し出すものも存在します。強い願い、執着、手放せない想いを象徴する花々は、その美しさの中に秘められた感情を表現しています。今回は、「欲」を示す花言葉を持つ植物についてご紹介します。
黒バラ
黒バラの花言葉は「憎しみ」「永遠の愛」「復讐」「強い執着」です。自然界には存在しない黒バラは、染色や品種改良によって生み出された特別な存在です。その漆黒の美しさは、他の花にはない神秘的な魅力と、強い欲望や手放せない想いを象徴しています。
特に「永遠の愛」には、ただの愛情ではなく、時に執着や独占欲も含まれ、手に入れたいという強い願望を映し出しています。手に届かないものへの憧れや、決して忘れられない存在に対する執念を表現する花です。
クリスマスローズ
クリスマスローズの花言葉は「私を忘れないで」「中毒性のある魅力」です。冬の寒さの中でも凛と咲くその姿は、他の花が咲かない季節でも美しさを保つ特別な存在です。
その美しさには強い魅力があり、一度見たら忘れられないと言われるほどです。「中毒性のある魅力」という花言葉は、まるで一度心を奪われたら離れられない強い執着を示しています。
ポピー（赤）
ポピーの赤い花は「慰め」「成功への野望」「欲望」を象徴します。特に、燃えるような赤い色は強い情熱と願望を表現しています。ポピーには「一度目にしたら忘れられない」という伝説があり、その魅惑的な花姿は人の心を虜にする力を持っています。
また、ポピーの種子から採れる成分には中毒性があることから、「手放せない誘惑」を象徴するとも言われています。
オシロイバナ
オシロイバナの花言葉は「臆病」「情熱」「欲望」です。夕方に咲き、夜になると香りを放つオシロイバナは、時間に縛られず自由に開花する特性を持っています。その強い香りと鮮やかな花びらは、相手に対する強い欲望や手に入れたいという願望を映し出しています。
さらに、オシロイバナは一つの花から複数の色が咲くこともあり、複雑な感情や強い執着心を示すことがあります。
アマリリス
アマリリスの花言葉は「誇り」「内気」「強い虚栄心」です。その堂々とした美しい花姿は、強い自己主張と欲望を象徴しています。特に赤いアマリリスは、「情熱」や「手に入れたいものへの執着」を示します。
大輪の花が華麗に咲く様子は、自分自身の魅力を見せつけたいという強い願望や、注目されたいという欲求を表しています。
欲を示す花言葉のまとめ
「欲」や「強い願望」「執着」を象徴する花々は、その美しさの裏に秘められた強い感情を表現しています。黒バラの「永遠の愛と執着」、クリスマスローズの「中毒性のある魅力」、ポピーの「欲望」、オシロイバナの「情熱」、そしてアマリリスの「虚栄心と誇り」。
これらの花々は、一途な想いや手放せない強い願望を象徴し、相手に対する思いを深く伝えてくれます。強い感情や欲望を心に秘めた時、それを花に託して表現することで、自分自身の気持ちを再確認できるかもしれません。
もし、あなたが心に強い願いを抱いているなら、それを象徴する花を傍に飾ってみてはいかがでしょうか。秘めた想いが少しずつ形になっていくかもしれません。